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池井戸潤『オレたちバブル入行組』中間管理職が悩んだときに読む小説

池井戸潤『オレたちバブル入行組』中間管理職が悩んだときに読む小説

こんにちは、宮比ひとしです。

本日は、池井戸潤『オレたちバブル入行組』を、中間管理職が悩んだときに読む小説として紹介します。

 

中間管理職が悩んだときに読む小説

中間管理職が悩んだときに読む小説

 

会社勤めしてて「もう無理!」って思うときないですか?

長時間の拘束に身体の酷使、責任からの重圧、人間関係……etc。

理由を挙げだしたらキリがないですよね。

「もう無理、もう無理、無理無理無理無理、うぎゃー」と発狂しながら、宮比もなんとか社畜を続けております、はい。

 

へたに役職ついていると、やって当たり前、できて当たり前、これやって、あれやって、ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴーって、ゴミ箱にチリ紙入れるみたいに部下からも上司からも平気で仕事放り込まれたりね。

 

それで、うまくやれると上司に手柄もってかれて。

失敗すると責任おしつけられるわけですよ。

それが、ザ・中間管理職。

 

さらに、上司が不正行為してたの気づいてしまったときはもう最悪。

「それ違法だし、でも摘発すると自分の立場が危うくなるし、もうどうすんの!」ってなりますよね。

もうこうなったら、ストレスでぶっ倒れる前にスカッと一発読むっきゃない。

 

さて、そんなあなたに中間管理職が悩んだときに読む小説をご紹介します。

本日のよりみちブックはこちら。

 

『オレたちバブル入行組』

 

作者…池井戸 潤

 

ジャンル…エンタメ

 

ボリューム 

 

難易度 

 

しっぺ返し度 

 

直樹度 

 

バブル度 

 

『オレたちバブル入行組』登場人物

『オレたちバブル入行組』登場人物

 

半沢 直樹(はんざわ なおき)

東京中央銀行大阪西支店の融資課長

 

浅野 匡(あさの ただす)

東京中央銀行大阪西支店の支店長

 

波野(なみの)

西大阪スチールの経理課長

 

東田 満

西大阪スチールの社長

 

『オレたちバブル入行組』あらすじ

『オレたちバブル入行組』あらすじ

 

大手都銀である東京中央銀行にバブル期に入行した半沢直樹

彼は関西支社の中で中核とされる大阪西支社の融資課長を務めていた。

 

気の進まない融資案件があったが、支店長である浅野匡の強引な指示により無理矢理通されてしまう。

その直後、5億円の融資を行った西大阪スチールが倒産。

半沢は西大阪スチール経理課長の波野を問いただし、帳簿から粉飾決算を発覚する。

さらに社長である東田満が行方をくらませてしまった。

 

多額の融資を失敗したことに対して浅野は、粉飾決算を見抜けなかったことを理由にその責任を半沢におしつけ、自分は関与していないことを決め込んでいた。

 

融資した5億もの債権を回収しなければ、子会社への出向(左遷)は免れない状況に追い込まれる。

四面楚歌の半沢は部下や仲間の協力を得て、東田の行方を追う……

 

『オレたちバブル入行組』作者

『オレたちバブル入行組』作者

 

池井戸 潤(いけいど じゅん)

 

1963年6月16日-

岐阜県生まれ

小説家

 

1988年に当時三菱銀行に入行し、退職後はコンサルタント業やビジネス書を執筆する。

1998年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。

元銀行員の経験をいかし、銀行や企業を舞台にした作品が多い。

 

代表作…『半沢直樹シリーズ』『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』

 

その昔、恥ずかしながら宮比は池井戸潤さんのことを存じておらず、スピードワゴンの井戸田潤さんが芸人の傍らで小説を書いているのか! と勘違いをしておりました。

わりと真面目に小説家を目指していたので、「あんたは、あま~~い!と、ハンバ~~グ!を叫んでたらいいんだよ。小説家枠を取らないでくれよ」と激しく嫉妬したのを覚えています。

今は東海地方のことを懸命にアピールしてくれるし、好きな芸人さんの一人ですよ。

 

なお、影響を受けた作品として『ライ麦畑でつかまえて』を挙げています。あ、池井戸さんがね。

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『オレたちバブル入行組』考察

『オレたちバブル入行組』考察

 

ドラマでおなじみ「やられたら、倍返し!」の半沢直樹シリーズの第一巻ですね。

半沢直樹といったら堺雅人、堺雅人といったら半沢直樹の間柄。

来年あたり結婚して半沢雅人なるね、こりゃ。

 

さて、作者である池井戸潤さんは元銀行員で企業コンサルタントの顔も合わせもっています。

小説に限らずですが、フィクション作品って、その物語にどこまでリアリティを吹き込めるかって重要じゃないですか。

 

ここでいうリアリティって、現実的にあり得るか否かではありませんよ。

たとえば、ハリーポッターみたく魔法使いの物語があったとします。

人はホウキで飛んだり、指先から火を灯したりできないのは百も承知ですが、「その物語を嘘っぱちだ!」と言って非難する人はそういないですよね。

けれども、その魔法使いが火をつけようと、うっかりチャッカマンを取り出したらどうでしょう。

「魔法でつければいいじゃん」ってなりますよね。

そもそも「魔法が使えるのにチャッカマン持ち歩いたりしないよね」ってなりますよね。

これが、リアリティが欠けてしまった例。

 

なにが言いたいかって、元銀行員だからこそ描けるリアリティが『オレたちバブル入行組』には、ふんだんに盛り込まれているわけです。

ほうほう、銀行の裏ではこんなことが起こってるのか、ってなり、金融業に興味ある人にもおすすめ。

話もテンポよく進んで、魅力的なキャラクターもたくさん出てきてエンタメとしても満足満足。

中間管理職の半沢が銀行で上司に責任をおしつけられ、出向されそうになるのを彼がどう反撃にでるのか。

一番の見どころですね。

もがき苦しむ中間管理職のあなた、半沢直樹の痛快さにスカッと気分晴々ですよ。

ほらほら、一発キメちゃいな。

 

 

本日は、中間管理職が悩んだときに読む小説として池井戸潤オレたちバブル入行組』を紹介しました。

興味が湧きましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。

 

大志を抱いてバンカーとなり、今では大阪西支店融資課長を務める半沢直樹。ある時支店長命令により五億円もの融資を行った会社があえなく倒産した。融資ミスの責任をすべて半沢に押し付け、醜い保身に走る浅野支店長。沸き上がる怒りを抑えながら、半沢は巨額の債権を回収するすべを探る。やられたら、倍返し――ここから痛快リベンジ劇が始まる!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、素敵なよりみちライフを。