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サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』退学したとき読むおすすめ小説

『ライ麦畑でつかまえて』退学したときに読むおすすめ小説

こんにちは、宮比ひとしです。

本日は、退学したときに読むおすすめ小説として、サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』を紹介します。

 

退学したときに読むおすすめ小説

退学したときに読むおすすめ小説

 

学生諸君!

勉学に励んでますか? 周りの大人たちに見本となる人はいますか? 学校生活は楽しく充実してますか?

 

「勉強なんてつまんねーことやってらんねーよ」

「周りに信頼できる大人なんて誰一人いないね」

「学校生活なんて糞くらえさ」

 

ふむふむ、そうですかそうですか。

キミの心の声がビシバシと痛いほど届いてきますよ。

この問いに全てノーと胸を張って答えることができるあなたにお伝えしたい。

思春期っつーのはアンバランスで、アグレッシブで実にハートフルな時期。

 

誰もが乗り越えなきゃいけないわけなんだけど、いろんな物事や問題が荒波のように押し寄せてきてきやがる。

経験のないあなたたちにとってその荒波をうまく乗りこなすなんて至難なこと。

 

その荒波に足をとられ、波に飲み込まれてしまうことだってあります。

退学となり、学校という行き場を失い、何をやってもうまくいかない。

そんな事態に直面したとき、経験も知識もないのにいったいどうしたらいいのか悩みますよね。

 

さて、そんなあなたに退学となったときに読むおすすめ小説を紹介します。

本日のよりみちブックはこちら。

 

『ライ麦畑でつかまえて』

 

作者…J.D.サリンジャー

 

訳者…野崎 孝

 

ジャンル…青春

 

ボリューム 

 

難易度 

 

中二病度 

 

青春度 

 

キャッチャー度 

 

『ライ麦畑でつかまえて』登場人物

『ライ麦畑でつかまえて』登場人物

 

ホールデン・コールフィールド

ペンシルヴェニア州にある全寮制のペンシー高校に在籍する青年

 

アリー

白血病で亡くなったホールデンの弟

 

スペンサー

ペンシー高校の歴史教師

 

ジェーン・ギャラハー

ホールデンが好意をよせる女性

 

ストラドレーター

ホールデンのルームメイトの青年

 

『ライ麦畑でつかまえて』あらすじ

『ライ麦畑でつかまえて』あらすじ

 

主人公であるホールデン・コールフィールドは西部の街の病院で静養しながら、去年のクリスマスの出来事を語りはじめる。

 

ホールデンはペンシルヴェニア州にある全寮制のペンシー高校から成績不良を理由に退学処分となった。

フットボールの試合観戦もせず、歴史の教師であるスペンサー先生に別れの挨拶に行くが、退学となったことに対して説教を受けることになる。

以前提出した不出来な論文の答案を読み上げる彼の行動にもうんざりとし、寮へと戻った。

 

すると、ルームメイトのストラドレーターから作文の宿題を頼まれることとなる。

彼は女性とデートするため外出するが、その相手とはホールデンが昨年よくチェッカーをやり、好意を抱いていたジェーン・ギャラハーだった。

 

ストラドレーターが出かけている間、頼まれていた宿題に取りかかった。

白血病で命を落とした弟アリーの野球グラブについて書くと、戻ってきたストラドレーターはその内容に文句をつける。

ホールデンはイラつきながら、ジェーンとやったのか、と尋ねるが彼は「職業上の秘密だ」とはぐらかした。

口論となり、殴られ血まみれになったホールデンは早々に寮を出ていくことを決心するが……

 

『ライ麦畑でつかまえて』作者

『ライ麦畑でつかまえて』作者

 

ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(Jerome David Salinger)

1919年1月1日-2010年1月27日

アメリカ合衆国・ニューヨーク州出身

小説家

 

1940年に短編『若者たち』を発表し、1950年『エズメに――愛と汚れをこめて』でO・ヘンリー賞を受賞する。

1951年に『ライ麦畑でつかまえて』を刊行し、世間に名をとどろかせる。

1953年に『ナイン・ストーリーズ』を刊行した後、ニューハンプシャー州コーニッシュで隠遁。

 

代表作…『ナイン・ストーリーズ』『フラニーとズーイ』

 

『ライ麦畑でつかまえて』まとめ

『ライ麦畑でつかまえて』まとめ

 

ホールデンは成績不良から退学となったわけですが、単純に勉学だけが問題だったというわけではありません。

大人や社会への反抗心、ガールフレンドへの恋愛感情、弟の死。

そこには様々な背景があります。

 

ホールデンが口癖にしているインチキ。

社会に適合していくためにインチキに順応していかなければならないけれど、それができず大人へなりきれない青年の葛藤の物語です。

 

また、物語は口語文で構成されており、宮比としてはこれがこの小説の魅力だと思ってます。

思春期のふてくされながら、大人や社会を小バカにした雰囲気がいい感じに表現されています。

こういったタイプの小説って、翻訳者によってカラーが変わるのでそこも見どころです。

 

物語の後半でタイトルである『ライ麦畑でつかまえて』の意味が明らかになるのですが、主人公の切実な想いがそこに集約されています。

一見の価値アリですぜ、だんな。

 

「勉強なんてつまんねーことやってらんないわ」

「周りに信頼できる大人なんて誰一人いないってばよ」

「学校生活なんて糞くらえデース」

 

なーんて、アンバランスで、アグレッシブでハートフルな思春期の真っただ中なそこのアータ!

「誰も自分のことなんて理解してくれない」なんて嘆くアータ!

ホールデンと思いを通わせることで、新しい自分が見えてくるかもしれませんよ。

 

また、『ライ麦畑でつかまえて』をモチーフにした映画もありますので合わせて紹介します。

 

ライ麦畑で出会ったら

2015年に公開した映画。

『ライ麦畑でつかまえて』を舞台化しようと目指す高校生が、サリンジャーに許可を得るため、会いに行こうとする物語。

 

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー

2019年、公開の映画。

1939年の華やかなニューヨークが舞台。

作家を志す20歳のサリンジャーは、編集者バーネットと出会い短編を書き始めるが、太平洋戦争が勃発し、サリンジャーは戦争の最前線での地獄を経験することになる。

数年後、苦しみながら完成させた初長編小説『ライ麦畑でつかまえて』は、出版と同時にベストセラーとなり、サリンジャーは天才作家としてスターダムに押し上げられるものの、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる……

 

 

以上、退学となったときに読むおすすめ小説としてサリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』を紹介しました。

興味が湧きましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。

 

インチキ野郎は大嫌い! おとなの儀礼的な処世術やまやかしに反発し、虚栄と悪の華に飾られた巨大な人工都市ニューヨークの街を、たったひとりでさまよいつづける16歳の少年の目に映じたものは何か? 病める高度文明社会への辛辣な批判を秘めて若い世代の共感を呼ぶ永遠のベストセラー。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、素敵なよりみちライフを。