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『ガラスの動物園』あらすじと考察

『ガラスの動物園』あらすじと考察
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こんにちは、宮比ひとしです。

本日は『ガラスの動物園』のあらすじと考察をご紹介します。

 

はじめに

 

先日、数年ぶりに動物園に行ってきました。

名古屋にある東山動植物園です。

何度か訪れたことがあるのですが、動物園いいですねー。

 

カバが意外に大きかったり。

コラアはぶっちゃけ眠りすぎだし。

アメリカバイソンがぬぼーとしてたり。

 

実際に自分の目で見ると、テレビや本のイメージと違うことに気づきます。

ネット社会となり多くの情報が溢れてる時代だからこそ、自ら見聞きし、触れることって大切ですよね。

百聞は一見に如かず、ですね。

 

イケメンゴリラのシャバーニも間近で見てきましたよ。

胡座をかいて草をモリモリ食べてましたが、その貫禄が凄まじかったです。

その他にもゴリラはいましたが、やる気なく寝転がってました。

人生いろいろ、ゴリラもいろいろですね。

 

東山は、動物園だけでなく植物園も併設されていますし、展望台やメダカ館、遊園地と一日いても飽きないと感じました。

 

ご興味がありましたら、足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

って、終わってしまいそうになりましたが、本の話まだでしたね。

今回は動物園にちなんだ小説のあらすじをご紹介します。

 

本日のよりみちブックはこちら。

 

『ガラスの動物園』基本情報

『ガラスの動物園』

 

作者…テネシー・ウィリアムズ

 

ジャンル…ヒューマン、戯曲、アメリカ文学

 

ボリューム 

 

難易度 

 

『ガラスの動物園』登場人物

『ガラスの動物園』登場人物

 

トム・ウィングフィールド

靴会社の倉庫で働くアマンダの息子であり、ローラの弟。

 

アマンダ・ウィングフィールド

過去の幻想にとらわれ、現在の生活に対して不満をもつ女性。

 

ローラ・ウィングフィールド

足が不自由なため引きこもりがちとなったアマンダの娘。

ジム・オコナー

ローラが好意を抱く相手であり、トムの職場の同僚

 

『ガラスの動物園』あらすじ

『ガラスの動物園』あらすじ

 

語り手であるトムによる追憶の劇となっている。

 

不況時代である1930年代のアメリカ。

セント・ルイスの裏街にあるウイングフィールド家のアパートの一室が舞台。

 

トムは靴倉庫で働いているが、単純な仕事内容と何においても口を挟んでくる母のアマンダに対して嫌気がさしており、現在の環境から抜け出すため、いつか家出したいと考えている。

 

姉のローラは子どものとき発症した病気の後遺症で脚に障害が残り、片脚が短く添木をあてて生活していた。

これがもとで、ローラは閉じこもりがちになり、コレクションである動物のガラス細工の一個のように、動かすと壊れてしまいそうなほど、もろい存在となっている。

 

生活に疲れ果てて、はかない夢を見る母アマンダは、家族を捨てた夫と重なる点についてトムのことを理解しようとしない。

 

また、ローラをビジネススクールに通わせるものの、内気な生活のためうまくいかなかった。

職もなく、生活力がないことから早く結婚してほしいと願っている。

 

そんなローラの現状に危機感を抱いていたアマンダは、男性との出会いの機会を与えるため、トムに会社の同僚を夕食に招くように頼む。

 

数日後、夕食に招かれたトムの職場の同僚の青年ジムは、過去にローラが恋心を抱いていた相手だった……

 

『ガラスの動物園』作者

『ガラスの動物園』作者

 

テネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)

本名トマス・レイニア・ウィリアムズ(Thomas Lanier Williams)

 

1911年3月26日-1983年2月25日

アメリカ合衆国ミシシッピ州コロンバス出身

劇作家

 

牧師である祖父の牧師館で育つ。

靴のセールスマンをしていた父親は家を留守にすることが多く、酒と博打が好きだった。

病気がちだったテネシーに失望し、よく暴力を振るい、両親は夫婦仲が悪く、喧嘩が絶えなかった。

 

代表作…『欲望という名の電車』『ベビイ・ドール』『熱いトタン屋根の猫』

 

『ガラスの動物園』考察

『ガラスの動物園』考察

 

日本でも舞台公演されているので、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

原作自体も劇テキストの体をなしており、本としてのボリュームも少ないですが、親子間の考えのすれ違いについて深く考えさせられる物語となっています。

 

演劇が好き。

短い物語が好き。

家族関係で悩んでいる。

こんな方におすすめです。

 

さて、『ガラスの動物園』は作者の自伝的物語とされています。

作者テネシー・ウィリアムズ。
本名はトマス・レイニア・ウィリアムズ。

 

トムとの愛称で呼ばれていました。

つまり、本作の語り手であるトムは彼自身といえます。

 

5歳のときにジフテリアの後遺症が一年続き、その間脚が不自由となり、内気で孤独となっていました。その経験から、ローラに反映したのでしょう。

 

父は酒を飲んではどなりちらし、母とは絶えず喧嘩していました。

さらに、姉ローズは社交界での挫折から精神病を患っていたことから、父はロボトミー手術(脳葉切除手術)を受けさせ、廃人同様となります。

 

その7年後に『ガラスの動物園』は書かれました。

姉への懺悔の念から、この作品作り上げたのではないでしょうか。

 

そして、背負い続けた孤独と葛藤から私生活は荒れ、ニューヨークのホテルの一室で事故死し、生涯を終えました。

 

みなさんが彼の立場だったらどう感じますか?

 

障害の方にそれに寄り添うことって大変難しいですよね。

家族、本人の思いを考えると、胸がつまる作品となりました。

 

ちなみに、手塚治虫作の『七色いんこ』という漫画に本作を題材にした話がございます。

機会があったらお読みくださいね。

 

本日は、テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園をご紹介しました。

 

不況時代のセント・ルイスの裏街を舞台に、生活に疲れ果てて、昔の夢を追い、はかない幸せを夢見る母親、脚が悪く、極度に内気な、婚期の遅れた姉、青年らしい夢とみじめな現実に追われて家出する文学青年の弟の三人が展開する抒情的な追憶の劇。作者の激しいヒューマニズムが全編に脈うつ名編で、この戯曲によって、ウィリアムズは、戦後アメリカ劇壇第一の有望な新人と認められた。

 

七色いんこは芝居の代役ばかりを務める役者だが、そのすばらしい演技に、観衆も熱狂した。しかしその正体は、千里万里子刑事が逮捕しようとしている怪盗だった!!『ハムレット』『ガラスの動物園』など、演劇の名作を題材にした漫画。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、素敵なよりみちライフを。