江川達也、かわいい女の子キャラクターランキング・ベスト8

こんにちは、宮比ひとしです。
この記事では、江川達也の漫画に登場する「かわいい女の子キャラクター・ベスト8」をランキング形式で紹介します。

江川達也の経歴や作風、かわいい女の子キャラクターの名前、登場タイトル、物語のあらすじをまとめました。
未読の方でも安心できるよう、ネタバレなし。

江川達也とは

 

 江川達也の経歴、作風について紹介します。

経歴

少年時代の江川達也は、石ノ森章太郎（いしのもりしょうたろう）の『仮面ライダー』に影響を受け、ノートに漫画を描き始めたのがきっかけでした。継続して漫画を描き続けていたものの、当時はプロになることを意識していたわけではなかったようです。

愛知県名古屋市の出身であり、名古屋市立北高等学校を卒業し、愛知教育大学教育学部数学科に入学。大学生の頃は、漫画の創作だけでなく、人形劇サークル、漫画研究会、アニメ研究会などの活動もしていました。また、プロとしてやっていく自信はなかったけれど、実際の漫画家より上手に描けるとの思いから、持ち込みをしており、漫画家としての気持ちが徐々に芽生えていきます。

大学卒業後、1983年4月から地方公務員となり、名古屋市立東陵中学校の数学科講師を勤めるも、絵を描く仕事に就きたいとの思いが高まっていました。ちょうどそんな時に本宮ひろ志（もとみやひろし）のアシスタント募集を発見します。

わずか5ヶ月で教員を退職した江川達也。アシスタントの傍らで制作した『Don't Give Up』が、講談社「コミックモーニング」編集者の目に留まります。同年12月には連載が決定し、翌年1984年に『BE FREE!』で漫画家デビューとなりました。

その後は、集英社「週刊少年ジャンプ」にてギャグ漫画『まじかる☆タルるートくん』や、小学館「ビッグコミックスピリッツ」にてラブコメ漫画『東京大学物語』など、少年から青年まで幅広い読者層に対しての漫画を執筆。また、講談社、集英社、小学館の大手出版社から、それぞれヒット作を生み出しており、現代では類のない稀有の漫画家と言えます。

近年においては、平安時代の貴族社会を描いた紫式部（むらさきしきぶ）原作の『源氏物語』や、日本海海戦の作戦参謀である秋山真之（あきやまさねゆき）の人生を描いた『日露戦争物語』、SF小説である沼正三（ぬましょうぞう）原作の『家畜人ヤプー』と言った、歴史や文学的な色合いの濃い漫画を発表しています。

他、ホリプロのタレントとしてテレビ出演、ゲームキャラクターのデザイン、ヌード画集やアダルトビデオの総合演出など、漫画以外の活動も意欲的に取り組んでいます。また、名古屋市に所縁があることから東山動植物園のアフリカゾウ舎の壁画も担当しています。ちなみに、コアラ舎の担当は同じく名古屋市出身の鳥山明（とりやまあきら）です。

作風

江川達也の漫画に共通する特徴として、エロティシズムとバイオレンスが挙げられます。

まず、エロティシズムについてですが、江川作品には、女性の裸やセックスシーン、SM、スカトロなど性的な表現が数多く描かれます。

青年誌でのデビュー作である『BE FREE!』の頃から大半の主要人物とのセックスシーンが導入されており、その後、「週刊少年ジャンプ」にて『まじかる☆タルるートくん』が連載となりますが、少年誌であるがゆえ規制は強いものの、服が透けて見える眼鏡「見Hん（みえっちん）」で裸体を覗き見たり、ヒロインが下着姿で拘束されるなど読者層に合わせたエロティシズムを展開。

さらに『東京大学物語』『ゴールデンボーイ』『ラストマン』などでは、鞭やボンデージを用いたSM、糞尿を扱うスカトロシーンが作中に登場し、多様な性的趣味が描かれました。それらの多くは、始めは否定的もしくは戸惑っていたキャラクターが最終的には受け入れており、人それぞれの性嗜好を肯定する内容となっています。

次にバイオレンスについてですが、江川達也の漫画には、些細なことで逆上して殴る蹴るなどの暴力を行ったり、圧倒的な力や権力で人を支配したり、と言った過激な描写が目立ちます。

顔がパンパンに腫れ上がるまで殴られる姿がコミカルに描かれていたり、理不尽な理由で強者が弱者をいたぶるシーンが残酷に描かれていたりと、時にギャグとして成立させていたり、時に社会への問題提起として挿入されています。

暴力を受けていた弱い立場のキャラクターが、何かしらの力を得た途端に、潜在していた暴力性が露わとなり同じように暴力を振るうシーンが度々と描かれてもいます。例としては、江川達也が批判しながらも影響を受けたと思われる『ドラえもん』において、普段はいじめられっ子の野比のび太がひみつ道具を手に入れた瞬間に強気になってジャイアン達に仕返しするといったシーンですね。それは、サブキャラクターのみならず、主役キャラクターでも見られ、読み手に対して誰が正義なのかと疑問を呈しているように思えます。生き物としてのサガなのか、人と人が理解し合える手段はないのか、バイオレンスを通して、そういった江川達也のメッセージ性を読み取ることができるでしょう。

江川達也はテレビ番組でコメンテーターとしての活動もしており、相手が大御所でも気にせず辛口評論するため批判家としても知られています。

以前、テレビ朝日の『ビートたけしのTVタックル』にて、「ロリコン・暴力　アニメ規制は必要か？」とのテーマで放送した際に、ジブリの映画監督である宮崎駿（みやざきはやお）のアニメを危惧したコメントが話題となりました。

番組ではアニメと犯罪の関連性について議論し、江川達也は「関連性はある」としながらも、アニメ規制反対の立場でありました。さらに、宮崎駿のアニメは素人に分からないよう巧妙にエロとバイオレンスが隠されており危険だ、と述べています。宮崎アニメが巧妙に隠しているかは本題から外れるため控えますが、このことから江川達也自身の漫画において、エロティシズムとバイオレンスを覆い隠さないことを念頭に制作していることがうかがえるエピソードであります。また、エロティシズムやバイオレンスが潜んでいるにも関わらず、道徳的に良いと安心する世間に対して警告しているようにも感じられます。

江川達也は漫画家となる前に中学校教師を勤めていたことから、学校を物語の舞台にしたり、教育をテーマに取り上げることも多いです。特に、現在における日本の学校教育や学歴至上主義、受験競争への批判は、『東京大学物語』や『ゴールデンボーイ』などで顕著に表れています。また、江川達也の大学時代の専攻が数学であることから、作中に数学教師が登場したり、数学を絡めたセリフ回しが多く存在します。

他の漫画家を批判することの多い江川達也ですが、著作『現実はマイナーの中に』において『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる（みずきしげる）を最も尊敬する漫画家として挙げています。また、影響を受けた漫画家としては、石ノ森章太郎、永井豪、松本零士、川崎のぼる、池上遼一、しげの秀一、大友克洋、本宮ひろ志、白土三平、松苗あけみ、一条ゆかり。本宮ひろ志、大友克洋などは、『BE FREE!』での冒頭において主人公がモノマネしており、リスペクトしているのがうかがえます。

そんな江川達也の漫画に登場する女の子は、スタイルが良く、かわいらしい容姿をしています。繊細なタッチで描かれ、特に喜怒哀楽の表情の描き方は目を見張るものがあります。皺のライン、目や口の形状は面白おかしく誇張され、漫画であることを最大限活かした表現方法と言えるでしょう。

また、スタイルが良いキャラクターばかりでもなく、『東京大学物語』『源氏物語』などでは、様々な身体的特徴を捉えたキャラクター描写が見られたり、『ラストマン』に至っては人間と動物が融合した女の怪人も登場します。

さらには、母性的であること、性に開放的であることから、男性にとっての理想を偶像化したような「かわいい女の子キャラクター」が特徴です。

江川達也、かわいい女の子キャラクターランキング

江川達也の漫画に登場するかわいい女の子のキャラクター・ベスト8をランキング形式で紹介していきます。

 

独断と偏見によるランキングではありますが、あなたの推しエガ（推してる江川達也の女の子キャラクター）は、何位にランクインするか予想しながらお楽しみください。

 

江川達也、かわいい女の子キャラクター・ベスト8

名前	神宮山美佳（かみやまみか）
漫画タイトル	家庭教師神宮山美佳（かていきょうし かみやまみか）

 

神宮山美佳は、『家庭教師神宮山美佳』に登場するかわいい女の子。

『家庭教師神宮山美佳』は、家庭教師の活躍を描いた青年漫画です。
2007年から2008年、講談社「週刊現代」にて連載されました。

早稲田大学を卒業した後、出版社で週刊誌の編集を務める後藤俊男（ごとうとしお）は、妻の加代子（かよこ）と、息子の昇（のぼる）の三人暮らしだった。
15歳となる昇の家庭教師が、初めて自宅を訪問する日であったため、後藤俊男は面倒からタバコを買いに出かけることにする。しかし、メルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンから現れた美女が、自宅へと入っていくのを、通りから見ていた後藤俊男は興味本位で戻ることにした。

美女は昇の家庭教師、神宮山美佳（かみやまみか）と名乗り、家庭教育を引き受ける条件をただ1つ提示する。
「私を家庭教師として受け入れるなら、私はあなたの家庭教師です」と・・・

『家庭教師神宮山美佳』の主人公である神宮山美佳は、家庭教師のかわいい女の子。
本体の家庭教師は、自宅で子供の学力指導を請け負うことですが、神宮山美佳は違います。子供に限らず、父親や母親も対象となり、家庭そのものを教育することが目的なのです。月謝を自分から請求することはなく、条件として提示したように家庭教師として受け入れるのであれば、教育するという方針。家庭教育を受けた者は、家庭が円満になったり、仕事が成功したのは神宮山美佳のおかげだと感謝し、高額な支払いや狂信的な描写も見られます。
年齢が20歳頃の神宮山美佳は、長く伸びた黒髪に抜群のスタイルをしており、高級車であるメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンが良く似合うクールビューティな外見です。また、非常に賢く、大学院レベルの学力を持ち合わせているだけでなく、先端科学、芸術、宗教といった専門分野まで広く精通しています。

 

名前	田中きらら（たなかきらら）
漫画タイトル	文化祭ウラ実行委員会

 

田中きららは、『文化祭ウラ実行委員会』に登場するかわいい女の子。

『文化祭ウラ実行委員会』は、ファーストキスに憧れを抱く中学男子を描いたラブコメ漫画です。
2000年から2001年、小学館「コミックGOTTA」にて連載。

中学3年生の高野拓郎（たかのたくろう）は、ファーストキスに強い関心を抱き、中学生の間に経験しようと心に決めていた。初キスしたことを自慢する友人の西川（にしかわ）に焦りながらも、相手は誰でもいいわけではない、と悩む高野拓郎。
そんな中で、文化祭の実行委員に憧れのクラスメイトである田中きらら（たなかきらら）が立候補する。田中きららとファーストキスしたいがため、思わず高野拓郎も名乗りを上げた。他に立候補がいるにも関わらず、担任の岡山あや（おかやまあや）は、目の輝きが違うとの理由で二人を実行委員に選出する。

ところが、同じく文化祭実行委員である3年B組の波多野剛（はたのたけし）と、3年C組の河相誠（かわいまこと）の指摘により、実行委員は各クラスに1名と決まっていることが発覚。高野拓郎は田中きららに代わって、自身が辞退することを申し出る。
そこで、文化祭実行委員会の顧問でもある岡本あやは、高野拓郎を文化祭ウラ実行委員として任命し・・・

『文化祭ウラ実行委員会』に登場する田中きららは、文化祭実行委員のかわいい女の子。
茶色のロングヘアで、中学生にしては垢ぬけた印象があります。文化祭の実行委員に立候補するなど際立った存在の田中きららは、クラスメイトのみならず、他のクラスである波多野剛や河相誠からも好意を寄せられています。実行委員が各クラスで1名と発覚した時には、すぐさま自身が辞退すると申し出るなど、性格の良い面もあり。
掲載誌である「コミックGOTTA」が、中高生を読者ターゲット層に置いていることから、クラスのアイドル的な女の子キャラクターと言えるでしょう。

 

名前	ナナコ
漫画タイトル	魔動天使うんポコ（まどうてんしうんぽこ）

 

ナナコは、『魔動天使うんポコ』に登場するかわいい女の子。

『魔動天使うんポコ』は、少年と願いを叶える天使を描いた児童向けギャグ漫画です。
1997年から1999年、小学館「月刊コロコロコミック」にて連載。
江川達也の代表作である「週刊少年ジャンプ」に連載の『まじかる☆タルるートくん』を児童向けにアレンジした内容となっており、話の展開やキャラクター設定など共通する点が多くみられます。バトル展開はないものの、『ドラえもん』のアンチテーゼとしてのテーマを踏襲しており、不思議な道具を通して少年の成長を描いた漫画です。

ある日、小学生のススムは、学校内に大きなソフトクリームを発見する。しかし、それはソフトクリームのような頭をしたうんポコだった。うんポコは魔動天使と名乗り、みんなを幸せにするために降りてきたことを明かす。
驚き逃げ出そうとするススムを捕まえたうんポコは、冷たいソフトクリームを食べることがススムの夢だと決めつけ、強引に叶えようと試みる。うんポコに呼び出されたパシリーノG(パシリーノジー) は、大掛かりな装置を造り、超武闘クリーム（チョフトクリーム）を差し出した。
あまりの美味しさにススムが喜んで食べていると、イジメっ子のゴリポンが現れ・・・

『魔動天使うんポコ』に登場するナナコは、同級生のかわいい女の子。
運動が苦手なススムとは対照的に、活発で明るい性格をしています。髪型はショートカットで、容姿は『東京大学物語』の水野遥に似ていますね。また、小学生とは思えない発育をした女の子です。
「月刊コロコロコミック」という児童向け漫画でありながら、際どいお色気シーンもこなします。青年向けより、あえて規制の強い児童漫画でのチョイエロが好きな方にとって、是非ともオススメです。

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名前	大森愛（おおもりあい）
漫画タイトル	ラストマン

 

大森愛は、『ラストマン』に登場するかわいい女の子。

『ラストマン』は、不思議な少年が超人へ変身し、怪人と対決するSFヒーロー漫画です。
1998年から2000年、講談社「週刊ヤングマガジン」にて連載されました。
物語の設定やテーマ、デザインなど、江川達也が影響を受けた『仮面ライダー』『デビルマン』へのリスペクトが色濃く表れた作品。

姉弟2人で暮らしている中学3年生の大森愛（おおもりあい）と、小学3年生の大森正義（おおもりせいぎ）は、道端で倒れた全裸の少年を発見する。少年には言葉も通じず、大森正義は関わり合いにならないよう訴えるが、大森愛は見捨てておけないことと美少年であることから、自宅に連れ帰って面倒を見ようと決心する。

大森愛からマコトと名付けられた少年は、姉弟との生活を通して、短期間で目覚ましい成長を遂げていく。
一方、東京の街に六本の腕を持つクモの怪人が現れ・・・

『ラストマン』に登場する大森愛は、中学3年生のかわいい女の子。
港区立麻布ヶ丘中学校に通い、弟の大森正義とマンションで2人暮らしをしています。ショートカットをしており、服装はセーラー服で登場することが多いです。
大らかな性格で、普段怒ることはなく、いつもニコニコと明るい表情を絶やしません。全裸で倒れている少年を自宅に連れ帰って面倒みようとするなど、他者とズレている感覚の持ち主ですが、困った人は放っておけない、名の通り愛情深い女の子。
性格や雰囲気から『東京大学物語』の水野遥に近いキャラクターではありますが、決定的に違うのは頭が悪いことです。ただ、勉強はできませんが、料理は得意です。
また、大森正義と話す時には自身のことを「おねいちん」と呼ぶところが、かわいらしいですね。

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名前	丘野ひろみ（おかのひろみ）
漫画タイトル	BE FREE!（ビーフリー!）

 

丘野ひろみは、『BE FREE!』に登場するかわいい女の子。

『BE FREE!』は、破天荒な高校の数学教師が活躍する青年向けラブコメ漫画です。
1984年から1988年、講談社「コミックモーニング」にて連載しました。
江川達也のデビュー作品。本宮ひろ志の下でのアシスタント時代、元々教師であった江川達也が高校をモチーフにした短編ギャグ漫画『DON'T GIVE UP』を描き上げ、その作品を評価した本宮ひろ志が「コミックモーニング」の編集部に口利きしたことがデビューのきっかけとなりました。そこで、主人公を高校の教師とすることを条件に、連載することとなった漫画が『BE FREE!』でした。

また、1986年、『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌』との併映として映画化されました。

壱河市立明北高等学校に赴任して間もない数学教師の笹錦洸（ささにしきあきら）は、職員室で朝礼する中、隣の席に座る島本圭子（しまもとけいこ）に見とれており、市の指導主事が本日視察に来ることを聞き漏らしていた。
それが災いして、授業中に宿題を忘れてきた生徒に対して、ローリングソバットやフライングクロスチョップをかけたり、リクエストを募って本宮ひろ志や大友克洋のモノマネを披露しているところを見られてしまう。
視察が終わり、授業の内容を叱責されたことで教師をクビになるかもしれないと、笹錦洸は学年部会があるにも関わらず帰宅する。

その帰りがけに、生徒の伊福部昭子（いふくべあきこ）が、デパートで万引きしている姿を目撃。両親が離婚したことやスリルを味わいたかったと話す伊福部昭子に対して、笹錦洸は嘘の不幸話を聞かせたり、バイクで危険走行する。
気が晴れたことで伊福部昭子は、笹錦洸をホテルへと誘い・・・

『BE FREE!』に登場する丘野ひろみは、高校生のかわいい女の子。
柔道部に所属しており、ポニーテールの黒髪にスラっとしたスタイルの持ち主です。きゃしゃな体型からは想像できませんが、コンクリートを破壊してしまうほどの怪力や、自転車でスーパーカーを追い抜いたり、桁違いの身体能力を備えています。体の頑丈さも凄まじく、ビルから落下したり、自動車に轢かれても平気。
また、『BE FREE!』に登場する生徒は、伊福部昭子や杉村美雪（すぎむらみゆき）など異性に対して積極的な女の子が多いが、丘野ひろみは好意を寄せる相手に声をかけるのも躊躇うほど。純真であり、まっすぐな姿が魅力的です。

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名前	川上（かわかみ）
漫画タイトル	GOLDEN BOY（ゴールデンボーイ）

 

川上は、『GOLDEN BOY（ゴールデンボーイ）』に登場するかわいい女の子。

『ゴールデンボーイ』は、勉強のため自転車で旅をする男を描いた青年向けの放浪ギャグ漫画です。
1992年から1997年、集英社「スーパージャンプ」にて連載しました。

『ゴールデンボーイ』は、大きく二つの編に分かれており、主人公が自転車で放浪しながら行く先々の人々を助ける人情モノと、大学時代の過去を織り交ぜながら支配や洗脳をテーマとした物語となっています。
連載当初、江川達也は前半の放浪編で物語を完結する予定でありましたが、人気の高さから編集部より好きなように描いていいとの条件で連載の継続を依頼されました。
連載を継続した後、漫画の人気低迷や作中で原子力発電開発を繰り返し批判したことが理由とされていますが、わずか1年で打ち切りとなります。江川達也にとって不本意な結果となったことから、「スーパージャンプ」の巻末において、スーパージャンプでは2度と描く事はないとのコメントを残す異例な事態となりました。

唐突な終わりであったことや人気の高さから、2010年から2011年、集英社「ビジネスジャンプ」にて、続編の『GOLDEN BOY II 〜さすらいのお勉強野郎 芸能界大暴れ編〜』が連載。加えて、集英社「週刊ヤングジャンプ」にて掲載の『ONE ZERO NINE』が、『ゴールデンボーイ』と世界観を共有する内容となっていました。
また、『GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎』とのタイトルでOVA化もされました。

25歳の青年、大江錦太郎（おおえきんたろう）は、バイトの面接へ向かう途中で自動車と接触しそうになり転んでしまう。自動車から現れた女性は、治療費やクリーニング代として100万円手渡し、走り去って行く。
大江錦太郎がバイト先のソフトウェア会社に到着すると、先ほどの自動車に乗っていた女性と再会し、社長であることが判明する。専門用語も知らないことから不採用を言い渡されるが、大江錦太郎の熱意により、働けることとなった。
他の社員に教わりながら勤めるも、大江錦太郎は電気代の節約しようと、パソコンの電源を落としてしまったことで、3ヶ月かけて作成したソフトを消去してしまう。怒った社長はクビを宣告。

その1週間後、社長が必死でソフトの作成にあたっていたところ、大江錦太郎よりディスクが送られていきた。そこには以前よりも使いやすくなったソフトが入っており、大江錦太郎が短時間で作り上げるほど優秀で責任感があることに気づく。
社長は慌てて追いかけるものの、大江錦太郎は再び自転車の旅に出る・・・

『ゴールデンボーイ』に登場する川上は、女子大生のかわいい女の子。
茶髪のセミロングで、小柄な体型です。高校は新体操をやっており、山ほどのファンレターを受け取る人気者として、大江錦太郎の大学時代を描いた物語の後半に登場するキャラクター。
同じく物語の中核を担うキャラクターとして、森村陽子（もりむらようこ）が登場するのですが、川上と対照的な位置付けが非常に面白い構成をとっています。

森村陽子は、自由奔放な性格であり、多くの人と体の関係を持つ、フリーセックス思想の持主。大江錦太郎は森村陽子の考え方に感銘を受け、現在編へと繋がっていきます。
それに対して、川上は処女であり、森村陽子に関して否定的な見解を持ちます。おそらく日本における一般的な性の思想は、川上に近いものがあるのではないでしょうか。また、川上は恋愛関係における男女の束縛を予見させるような言動もみられ、作者である江川達也は、新たな切り口として、二人の対照的なキャラクターを登場させることにより、支配や洗脳をテーマとした『ゴールデンボーイ』に深みを持たせています。

さて、かわいい女の子として川上を取り上げているわけですが、個人の見解が分かれますので性の思想に関して優劣をつけることは控え、考慮には入れませんでした。単純に、川上のルックスが良いのと、処女喪失シーンにおける川上の描かれ方が、非常に丁寧で素晴らしいかったからに尽きます。

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名前	水野遥（みずのはるか）
漫画タイトル	東京大学物語（とうきょうだいがくものがたり）

 

水野遥は、『東京大学物語』に登場するかわいい女の子。

『東京大学物語』は、東京大学を目指す男女の恋を描いたラブコメ漫画です。
1992年から2001年、小学館「ビッグコミックスピリッツ」において連載されました。
1994年にドラマ化、2004年にOVA化、2006年に映画化などと、様々な媒体でメディアミックス展開された江川達也の代表漫画の一つ。

江川達也の最長編漫画であり、高校から大学時代を通しての男女の恋愛模様を描いたラブコメに始まり、日本の学校教育や学歴至上主義、受験競争への批判、バイオレンス、エロティシズム、SM、妄想などのテーマをふんだんに盛り込んだ作品と言えます。

中でも、『東京大学物語』の最大の特徴として、斬新な心理描写が挙げられます。
主人公がIQ300の頭脳という設定もあり、1秒にも満たない高スピードで漫画のコマを文面で埋め尽くすほど考えを巡らせたり、1話丸々と妄想を繰り広げたり、多様に表情を変化させたりと、当時類のない表現方法でした。

また、ラストシーンについては賛否の分かれる内容となっております。詳しくはネタバレとなるため、割愛します。気になる方は検索すると簡単に知ることができますが、実際の漫画で最初から後書きまで通して読んだ方が、『東京大学物語』による江川達也のメッセージ性が理解できるかと思いますので、そちらをおすすめします。

函館向陽高校の3年生である村上直樹（むらかみなおき）は、友人の佐野義昭（さのよしあき）と共にテニスの見学に来ていた。
そこで試合する水野遥（みずのはるか）に一目惚れしたものの、佐野義昭も彼女に好意を寄せていることを知る。処女を奪うと宣言する佐野義昭に、村上直樹はとっさに、水野遥は性病持ちだと虚言を吐いてしまう。
それでも、結ばれるためなら死んでも良いと考える佐野義昭は、水野遥本人に性病のことを話してしてしまい・・・

『東京大学物語』に登場する水野遥は、テニスが得意な高校生のかわいい女の子。
おそらく、江川達也のヒロインとして多くの人が思い浮かべるのが水野遥ではないでしょうか。
天然ボケ気質なところがあるけれど、明るい性格と抜群のプロポーションを兼ね備えた本作のヒロイン。他人とは違う感性を持っていることから、過去にからかわれたり、イジメを受けるなどのツライ経験がありました。そういった背景から自己肯定感は低いものの、人の痛みが分かる心の優しい、母性愛に溢れた女の子と言えます。

雰囲気としては『ラストマン』の大森愛に近いキャラクターであるものの、決定的な違いは水野遥の方が圧倒的に賢いことでしょう。もともとの成績は悪くなかったものの、村上春樹と共に東京大学を目指すと言う目標ができたことで、勉学に勤しみ、飛躍的に学力が向上します。知識を蓄えるというよりも、物事を突き詰め、本質を捉えることができる研究者肌の思考の持ち主です。

また、水野遥の魅力として、村上直樹の突飛な行動やエゴイスティックな面も肯定的に受け入れる寛容な心が挙げられます。初恋相手を健気に想い続ける様子は、幾度となく胸を打ちます。
かわいく、スタイル良く、母性愛に溢れ、天然気質でエキセントリック、まさに理想的なヒロインでしょう。

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名前	江戸城千鶴（えどじょうちづる）
漫画タイトル	まじかる☆タルるートくん

 

江戸城千鶴は、『まじかる☆タルるートくん』に登場するかわいい女の子。

『まじかる☆タルるートくん』は、取り柄のない少年と魔法使いの男の子が引き起こすドタバタ劇を描いたギャグ漫画です。
1988年から1992年、集英社「週刊少年ジャンプ」の読み切り漫画としてスタートし、その後に週刊連載となりました。1991年には、集英社「Vジャンプ」で『まじかる☆たるるくん』のタイトルとして、読み切りの4コマ漫画が掲載。
江川達也の代表作の一つであり、1990年から1992年にアニメ化や映画化。また、様々なハードでのゲーム化もされました。

前述の通り、江川達也は『ドラえもん』の作者である藤子・F・不二雄（ふじこ・えふ・ふじお）に否定的な立場をとっており、ドラえもんやふしぎ道具が人の欲望を肥大化させるとの見解を示していました。
そのアンチテーゼとして、『まじかる☆タルるートくん』が描かれ、『ドラえもん』の設定や登場キャラクターをなぞらえながらも、魔法アイテムはきっかけであり、最終的には主人公の努力により成長する物語を意識した内容となっています。
また、連載当初はアンチテーゼとしながらも、後には模倣に終わったと吐露してもいます。

クラスの人気者である河合伊代菜（かわいいよな）の隣の席となった江戸城本丸（えどじょうほんまる）。
2人で仲良く会話していることに苛立った、いじめっ子の邪馬じゃば夫（じゃばじゃばお）は、江戸城本丸に殴る蹴るの暴力を振るう。

家に帰ると、母の江戸城千鶴（えどじょうちづる）がケガをした本丸を見て、悪いことがあると、次には嬉しいことがあると語りかけた。
夕飯が特製ハンバーグだと聞き、機嫌を取り戻した本丸は、昼寝している絵本童話作家である父の江戸城将軍之介（えどじょうしょうぐんのすけ）を起こしに部屋へ向かう。
起こしても目覚めないことに対して本丸が呟いた一言と、将軍之介のイビキが重なったことで、偶然にも魔法の呪文となり、部屋に開かれていた大魔法百科が音を立てた。
そこから現れたのは、魔法使いのタルるートだった・・・

『まじかる☆タルるートくん』に登場する江戸城千鶴は、主人公の母のかわいい女の子。
年齢は読み切り時で24歳、週刊連載スタート時では27歳です。本丸の年齢から考えると、16代で出産したこととなり、ずいぶんと若くして母親となったのが分かります。江戸城千鶴は女学生としても通用するかのように、見た目も若々しく、整った容姿をしています。

江戸城本丸の前でアダルトビデオを取り出す父の将軍之助に対して怒ったりすることはあるものの、基本的には温和で優しい性格。人を批判することはなく、目の前で起こる不可思議な物事も素直に受け入れ、いつも笑顔を絶やしません。特に、本丸やタルるートに対しての母性愛に満ちた姿が印象的です。
江戸城千鶴の性格に関しては、『まじかる☆タルるートくん』が『ドラえもん』のアンチテーゼとしているため、野比のび太の母である野比玉子（のびたまこ）との対比を意識しているように感じられます。野比玉子は怒りやすく、のび太をりつけるシーンが散見されますので、穏やかな江戸城千鶴とは子供への接し方として大きく異なります。

また、江戸城千鶴は、本丸に因果応報について優しく諭すシーンがあります。因果応報とは、人に対して善い事を行えば自分にも善い報いがあり、悪い事を行えば悪い報いがある、という仏教語ですね。
これは正に、『まじかる☆タルるートくん』の物語を通して繰り返し描かれるテーマでもあります。因果応報を主人公である本丸、しいては読者に語りかける江戸城千鶴は、テーマ上の重要なポジションを担ったキャラクターと言えるでしょう。
優しく穏やかで、母性愛に満ち、かわいらしくもある魅力的な女の子、それが江戸城千鶴です。

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 かわいい女の子キャラクターランキング・まとめ

この記事では、江川達也の漫画に登場するかわいい女の子キャラクター・ベスト8をランキング形式で紹介しました。
ランキングのまとめは以下となります。

 

順位	名前	漫画タイトル
1	江戸城千鶴	まじかる☆タルるートくん
2	水野遥	東京大学物語
3	川上	GOLDEN BOY
4	丘野ひろみ	BE FREE!
5	大森愛	ラストマン
6	ナナコ	魔動天使うんポコ
7	田中きらら	文化祭ウラ実行委員会
8	神宮山美佳	家庭教師神宮山美佳

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、素敵なよりみちライフを。

 

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