こんにちは、宮比ひとしです。
本日は、鳥山明『サンドランド』を、戦車で砂漠を旅したいときに読むおすすめ漫画として紹介します。
戦車で砂漠を旅したいときに読むおすすめ漫画
戦車、砂漠、旅。
世のボーイどもが、目を輝かせるキーワードばかりですね。
戦車やメカって、描きこみ方によって、この作者ほんとに好きなんだなって伝わってきません?
いろんなアングルを描きこんでたり、内部がやたら細かかったり、戦車のかたちが独創的だったりね。
資料見てチャチャっと写したんじゃなくて、常日頃から好きで好きで考えてるんだろなーってのが伝わってきます。
というか、宮比が勝手に思っちゃいます。
んでもって、砂漠の旅。
砂漠の旅つったら、限られた水が底をつきかけたところで「水ばかり飲むなよ」って仲間と取り合いになったあげく水を落としちゃって、「お前が悪いんだ!」って仲間と揉めてるところに、流砂から巨大な芋虫やらサソリが襲ってきて、必死に逃げた先にオアシスがあったりして、「いやっほー!」なんて喜んでたら、仲間の女性が「汗を流したいからあっち向いてて」なんてお色気シーンが加わったりして、よそ向いてた隙に女性が邪教徒にさらわれて、いけにえにされそうなところ間一髪で救い出し、邪教徒をやっつけ、そこにたくさんあった財宝のひとつを持ち帰りハッピーエンド。ぶちゅ。
なーんて、スリリングな展開にココロオドル、アンコールわかすdance dance dance レディゴーってね。
あ、ちなみに、これ宮比の妄想だから今回の漫画には一切関係ございません。
でで、描きこまれたカッコいい戦車にのって砂漠を旅する。
想像しただけでワクワクしますねー。
さて、そんなあなたに戦車で砂漠を旅したいときに読むおすすめ漫画を紹介します。
本日のよりみちコミックはこちら。
『サンドランド』
作者…鳥山 明
ジャンル…アドベンチャー
ボリューム
難易度
じいさんかっこよさ度
メタルマックス度
父親ダーブラ度
『サンドランド』登場人物
ベルゼブブ
2500歳くらいの悪魔の王子
ラオ
幻の泉を探し旅に出た人間の初老保安官
シーフ
物知りで盗みが得意な魔物
サタン
悪魔の王
国王
砂漠の国を治める王
『サンドランド』あらすじ
世界のほとんどが砂漠で覆われた世界。
川は枯渇し、王国唯一の水源を国王が独占する。
水は法外な価格で取引され、手の出ない人々はノドの渇きに苦しんでいた。
残酷で悪いことばかり企てると人々に恐れられている魔物。
その王子であるベルゼブブは、国王軍の水運搬車を襲った帰りに水をうらやむ子どもに遭遇する。
魔物の王子が人を助けるなんて世も末だ、と仲間から嘆かれながらも水を恵んでやった。
そんな中、魔物の元に初老の保安官ラオが訪ねてきた。
国王の所有する水源とは別にあるという幻の泉を探している彼は目的のためには魔物の力が必要だと助けを求めていた。
父親である悪魔の王サタンの許しを得たベルゼブブは、嫌がるシーフを引き連れ、ラオとともに砂漠の旅に出る……
『サンドランド』作者について
鳥山 明(とりやま あきら)
1955年4月5日-
愛知県名古屋市出身
漫画家、デザイナー
1978年、週刊少年ジャンプにて『ワンダー・アイランド』でデビュー。
ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクター、モンスターデザインを手がける。
代表作…『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』
『サンドランド』まとめ
はい、みなさまごぞんじ鳥山明さんの作品。
戦車とカッコいいじいさんが惜しみなく出てきて、そのじいさんが戦車を操縦するシーンなんて、冒頭で書いたようにほんと好きで描いてんだろうなってのがヒシヒシと伝わってきます。
それに短期集中連載だから嫌々ヒッパリ感なし。
ストーリーもテンポよく、ハラハラドキドキ、最後ジーン。
劇場アニメにもなった『PINK(ピンク)』って短編があって、それを踏襲してるかのような舞台設定に『ドラゴンボール』初期のアドベンチャー要素がヒュージョンしたような感じですよ。
1982年12月号「フレッシュジャンプ」(集英社)に掲載された読切作品です。
1年も雨が降らない砂漠の町で、水を売って儲けるシルバー・カンパニーから水を強奪する少女ピンクの物語。
PINK-ピンク- みずドロボウ あめドロボウ[VHS]
1990年7月7日に公開された夏休みの東映アニメフェア「鳥山明THE WORLD」として、『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』『剣之介さま』とともに三本立てで上映されたうちの一本。
『Pink みずドロボウあめドロボウ』に改題されています。
また、一人で描き切る宣言をし、そのことを後悔したとかなんとか。
けっこう大きめのコマでゼウ大将軍ってのが現れるシーンがあるんですが、漫画太郎?ってな具合でそのコピペが後半にも使われてたり。
ああ、ここ絶対後悔してヘコたれたなって思わずニヤリ。
でも、一人で描き切るなんてほんと豪華。
まさに鳥山明の集大成ですよ。これはもう見るっきゃない。
ってなわけで、戦車、砂漠、旅であらぬ妄想しちゃうような男は黙って『サンドランド』ですね。
本日は、戦車で砂漠の旅をしたいときに読むおすすめ漫画として鳥山明『サンドランド』をご紹介しました。
興味が湧きましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、素敵なよりみちライフを。